香川選手がいよいよ日本に帰ってきますね。
日本サッカーとしても、偉大なサッカー選手がJリーグでプレーすることは、
強化・育成・普及の観点からも多くの恩恵を受けるでしょう!
また、単純に香川選手のプレーを間近で見られることを楽しみにしているサッカーファンもたくさんいますよね!
では、復帰したセレッソ大阪で活躍出来るかを徹底検証していきましょう!
Contents
香川真司スタメンに入れない3つの理由!
電撃復帰で話題の香川選手。
背番号は、昨年乾選手が退団してから空いているセレッソの象徴的な番号8番になる予定です。
さらに、年俸なんてのも気になりますよね。
話題性もさることながら実績も十分な香川選手ですが、開幕スタメンで出れるかは別の話です!
恐らく、出れないことが予想されます。
1 全盛期にはほど遠い
全盛期に香川選手はめちゃめちゃ上手かったです。
2007年にレヴィー・クルピ監督によって実力を見出されてブレイク。
その後、3年半にわたり日本で活躍し2010年南ワールドカップ後にドルトムントへ移籍しました。
ドルトムントへ移籍してから注目されていますが、Jリーグ時代も抜けた実力を披露してます。
香川真司ついにセレッソ大阪に復帰!またJリーグを盛り上げてくれるようなワクワクするプレーを見たい!! pic.twitter.com/WNno1rfek6
— Fooootest(サッカーブログ) (@Fooootest) February 1, 2023
欧州移籍を果たしてから文字通り世界に羽ばたき、ドルトムント-マンチェスターユナイテッド-ドルトムントと欧州トップレベルで戦ってきました。
特に最初のドルトムント時代は世界でトップ下の5人に入れる実力があったと思います。
何といっても、バイエルンが所属しているブンデスリーガで2連覇を果たし、2011-2012シーズンは国内2冠を獲得しています。
間違いなく世界中で注目されていた選手でした。当時のプレーを見てみましょう。
Happy birthday, @S_Kagawa0317! #UCL pic.twitter.com/Fg2bA4I4Ja
— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) March 17, 2022
圧巻ですね。
欧州のトップ選手達も素早い動きの香川選手を捕まえることが出来ていないです。
このアジリティ・フィットネス能力を活かしてゴール前で活躍してきましたが、現在はここまでのキレを出すことは難しいです。
度重なる足首や膝の怪我の影響や試合に出れないことによる試合勘やコンディションの不良があるのでしょうね。
現状の実力的に今季のセレッソ大阪でスタメンを勝ち取ることは難しいです。
2 実力者とポジションがかぶる
小菊昭雄監督で戦う限り、現状は4-4-2がベースとなってきます。
そうなると主戦場としてプレーするSHには、右には新戦力のジョルディ・クルークス選手、左には清武弘嗣選手がいます。
また、今のセレッソ大阪には他のポジションのFWやボランチにも実力者が揃っています。
ジョルディ・クルークス
ジョルディ・クルークス選手は実績十分の即戦力として獲得しているのでスタメンは固いでしょう。
ちなみに、左利きの選手で右サイドからカットインしてシュートやゴールに向かった質の高いクロスボールを武器にしていて、現セレッソにフィットするプレースタイルだと思います。
清武弘嗣
香川選手が得意とする左サイドには、セビージャから復帰して7年目の清武選手がいる。
複数年契約最終年ということもあり、気合十分。
今年はキャプテンも務めチームの精神的支柱でもあることから、信頼も厚いです。
◤清武にしか見えない景色◢
#清武弘嗣 選手の2022シーズンプレー集
先ほどセレッソ大阪公式YouTube #シャケが行くで紹介しました#セレッソ大阪 pic.twitter.com/7lZEenVduT
— セレッソ大阪オフィシャル (@crz_official) January 22, 2023
レオ・セアラ
また、トップには横浜Fマリノスから移籍してきた決定力はJリーグ随一のレオ・セアラ選手。こちらも即大戦力として獲得したため、スタメンはほぼ確定ですね。
Jリーグでは異次元の実力者です。
他の選手
また、レオセアラ選手の相方には、昨季ブレイクした加藤陸次樹選手がいます。
こちらも香川選手とタイプが違い、ファイタータイプでヘディングやポストプレーを得意とし、今のセレッソFWとしては加藤選手の方が適正があるかなと!
ボランチに目を向けてみれば昨季移籍してレギュラーを掴んだ鈴木徳真選手と百戦錬磨のユーティリティープレーヤーの奥埜博亮選手がいる。
4-4-2で戦う限りはスタメン出場は難しいか?!
3 コンディションによる不安
全盛期は2017-2018シーズンあたりまでです。
それ以降は、明らかにパフォーマンスが下がりました。
たしかに、試合出場試合数が激減しています。
サッカー選手は試合に出続けていないとコンディションが明らかに低下するんですよね。
直近の4年間の出場試合数を見る限りでは、高いパフォーマンスを発揮することは難しいです。
年 | チーム名 | 出場試合数 | 年 | チーム名 | 出場試合数 |
2006 | C大阪 | 0 | 2015-16 | ドルトムント | 29 |
2007 | C大阪 | 35 | 2016-17 | ドルトムント | 21 |
2008 | C大阪 | 35 | 2017-18 | ドルトムント | 19 |
2009 | C大阪 | 44 | 2018-19 | ドルトムント | 2 |
2010 | C大阪 | 11 | 2019-20 | サラゴサ | 31 |
2010-11 | ドルトムント | 18 | 2020-21 | サラゴサ | 0 |
2011-12 | ドルトムント | 31 | 2020-21 | PAOK | 5 |
2012-13 | マンチェスターU | 20 | 2021-22 | シント・トロイデン | 6 |
2013-14 | マンチェスターU | 18 | 2022-23 | シント・トロイデン | 12 |
2014-15 | マンチェスターU | 0 | 2023 | セレッソ大阪 | ?? |
香川真司全盛期の凄さを取り戻すための方法
現在、33歳の香川選手ですがまだまだ第一線でバリバリ活躍している選手はたくさんいます。
このような選手がいることを考えれば、全盛期のキレを取り戻すことは可能です。
33歳以上の世界的プレーヤー
ルカ・モドリッチ(クロアチア代表/レアル・マドリード) 37歳
リオネル・メッシ(アルゼンチン代表/パリ・サンジェルマン) 35歳
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表/アル・ナスル) 37歳
カリム・ベンゼマ(フランス代表/レアル・マドリード) 35歳
ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド代表/バルセロナ) 34歳
ゴールデンウイーク明けまで試合に出ない
時間をかけてでも、トップコンディションに戻してから試合に出ることが必要です。
これまでは海外チームであることから、外国人助っ人の立場であり、
どうしても試合に出て「得点やアシストを決め、活躍をしないといけない」という思いが強すぎたため、コンディションを最優先にすることは出来ませんでした。
全ての元凶はここにあります。
香川選手の全盛期のプレーを見ている限り、狭いエリアでの華麗なターンやゴール前での素早し切り替えしで相手を置き去りにし、得点やアシスト、チャンスメークをするタイプです。
これにはキレが必要で、特に30代に差し掛かった選手にはコンディションを整える必要があります。
ただし、コンディションさえ一度ピークに持っていけば、試合に出続けること実力があることから長く維持することは可能です。
サッカー選手はとにかく良い状態でプレーを続けることが、良い状態を継続することにつながります。
悪い状態でプレーをすれば、悪い状態が続きます。
30代だと、たまたま良い状態の日があることはごく稀です。
とにかく最初の試合で計画的にトップコンディションで臨むことが重要なんです。
海外のチームと違い、セレッソ大阪では理解し、時間を与えてくれることを望みます。
システム変更されること
現在の4-4-2から4-2-3-1へのシステム変更が必要かな。
トップ下というポジションを作ることで、香川選手が清武選手やジョルディ・クルース選手と共存できる利点もあること。
また、一番の要素としては香川選手が最も得意とするポジションがトップ下です。
一番力を発揮できるポジションで試合に出場することで、さらにコンディションが上がっていくことを考えられます。
小菊監督は就任当初は前チーム踏襲ということもあるが、4-2-3-1で戦ったこともあります。
それに、香川選手や清武選手、新人の大阪塁選手の特性を考えたときに4-2-3-1を選択して彼らが最も輝ける場所を用意することも考えられますね。
まとめ
香川選手の開幕スタメンは、難しいと思います。
理由としては、
1現時点の実力
2チームメイトの実力
3コンデションの問題
が挙げられます。
ただし、シーズン中にコンディションの問題を解決し、全盛期に近づくことが出来ればスタメンを勝ち取り、チームの中心として活躍する確かな実力は持っています。