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兄弟なのか?!福田師王と大迫塁の歩みや出身地を紹介。悲願の優勝へ!2023高校サッカー選手権

兄弟なのか?!福田師王と大迫塁の出身地や戦歴を紹介。悲願の優勝へあと2つ!2023高校サッカー選手権
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全国高校サッカー選手権は101回目の大会となりました。

今大会は、次の100回へ向けてた最初の大会ということもあり、テーマに「1∞(ネクスト100)」を掲げた未来へ向かった重要な大会となっています。

ここでは、様々な切り口で捉えて記念すべき今大会について書いていきたいと思います。

大会もベスト4まで出揃い、どの学校も力のある選手を揃える実力校ばかり。その中でも、ダントツの存在感を放つ個がいる学校があります。神村学園です。それも1人ではなく、2人いるという。

今回は、背番号13福田師王選手と背番号14大迫塁選手の経歴や仲の良さに注目していきます。

万能ストライカー!福田師王!

福田師王(ふくだ しおう)

出身地:鹿児島県鹿屋市

出身クラブ:高山FC⇒神村学園中等部⇒神村学園高等部

生年月日:2004年4月8日

身長・体重:178センチ・70キロ

利き足:右

憧れの選手:レバンドフスキ―

内定クラブ:ボルシアMG

インスタフォロワー:3.8万人

 

 

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少年時代

兄弟、きっかけ、周り道

男三兄弟の次男の福田選手ですが、サッカーを始めたきっかけは兄の影響で、幼稚園児の時から幼児サッカーでたまにボールを蹴っていて、小学校1年生から本格的にサッカーを始めたそうです。途中で他のスポーツもやってみたいと思い、サッカーを離れた時期もありましたが、4年生からは高山FCで後にチームメイトとなる先輩に憧れてサッカーに没頭していきます。

意外なポジションと見た目

小学校時代は、最終ラインでプレーしていたそうです。今のように身体が大きいわけではなく、小6でも140センチくらいのガリガリ体系だったけど、ナショナルトレセンの1歩手前までいった経験があります。ちなみに、大迫選手と出会ったのは4年の県トレセンで、会ったら話す程度の仲だったようです。

中学時代

圧倒

小6の時の練習会で入学すると決めて、いざ入学すると「速い・強い・上手い」でレベルの違いに圧倒されたそうです。

コンバート・成長期・自分の武器

その後は、少しずつ慣れてきたこと、入学後すぐにFWにコンバートされたことが相まって楽しい部活動を送っていましたが、ケガが多かった。原因は急速な成長期で、140センチで入学したが中3の春には170センチあったことでオスグッドになり中2の1年間はなかなか練習も出来なかったそうです。

ただし、この身体の成長のおかげ、足が速くなるや身体を使ったプレーが出来るようになるなどサッカー選手としての大きな武器を得ました。

高校時代

世代別代表

高校に入ってからは、裏抜けやシュート力、ポストプレーなどFWとしての全ての能力が超高校級と言われ、世代別代表・世代別代表飛び級の常連の存在となりました。

【主な世代別代表の招集歴】

U-16日本代表(高校1年)

U-17日本代表(高校1年)

U-18日本代表候補(高校2年)

日本高校選抜(高校2年)

U-19日本代表候補(高校3年)

日本高校選抜(高校3年)

大迫との関係

1年から大迫とともにレギュラーを確保し、インターハイ(2022年はコロナ禍で中止)・選手権ともに鹿児島大会6連覇を成し遂げ、インターハイ2021得点王を筆頭に全国大会でも得点を量産していった。

特に大迫とは互いに刺激し合う存在だが、福田は「彼の存在があるから、自分がいる」と尊敬の念を抱いている。

成長を続ける理由

福田選手はどんなに注目されても驕ることはない。こんな言動や行動ある。

  1. 今の自分がいるのは(大迫)塁のおかげとどんな時も感謝の言葉がある。
  2. インターハイ(2022)初戦敗退時には、鹿児島代表として来ているのに情けないと、鹿児島のサッカー仲間を気遣う発言がある。
  3. 怪我が多かったこともあるが、日常的な練習前後のストレッチや体幹の意識は高い
  4. サッカーが大好きで24時間常にサッカーのことを考えている。
  5. 得点に関しては貪欲でヘディングでも右足でも左足でも全てを自分の得意な形にしたいと思っている
  6. どのプレーに関しても満足していなくて、どこまでも向上心がある
  7. 神村学園に対する愛が強く、選手権で優勝して恩返しをしたいと意気込んでいる

それは伸びますよね。海外行きますよね!

代表からの言葉

ちなみに、日本代表の吉田と板倉から激励を受けてたことが、海外へ行く大きなきっかけとなっている。

意外な一面

主にチームメートからの意見ですが、

ピッチ外では、あまり頼れる人では無い(笑)

いつも後輩とふざけ合っている

後輩が好き、同年代より一緒にいるんじゃないか(西丸選手や名和田選手など)

カードゲームでは頭の回転が早い一面や引きの強さを発揮する。

「収めるのも抜け出しもシュートも、同年代では一番」「ピッチ外では一番ふざけている」と大迫主将に言われている

チェイスアンリ選手がライバル(高校から海外へいった、飛び級で代表に選出など共通点が多い)

 

世代No1.レジスタ!大迫塁!

大迫塁(おおさこ るい)

出身地:鹿児島県鹿児島市

出身クラブ:FCサウサーレ⇒神村学園中等部⇒神村学園高等部

生年月日:2004年10月13日

身長・体重:177センチ・69キロ

利き足:左

憧れの選手:清武弘嗣

内定クラブ:セレッソ大阪

インスタフォロワー:2.7万人

 

 

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少年時代

小児喘息、父親

サッカーを始めたきっかけは、小児喘息を持っており少しでも体力を付けたいと親が幼稚園のサッカー教室に入れたことだった。小1くらいには、父親は他と違うなと感じていました。みんなはお団子サッカーなのに大迫選手だけ、ボールの行方を予測してお団子から離れた場所に立っていたといいます。そこから、父親はプロを目指すように本気でサッカーに取り組ませたそうです。

天才少年

天才少年だったということで、チームでは2年生で6年生の試合に出たり、小4で出会った福田選手も大迫選手は別格だったと認めています。

美味しいラーメン

有名な話ですが、実家はラーメン屋で元祖えびすラーメンという地元ではおいしくて有名なラーメン屋さんです。

 

家庭の教育、姿勢

また、小さいころから【自分の意見を人にしっかり話せることは大切】という家庭での教育もあり、大人と話すときでもしっかりとした態度(姿勢)と言動でインタビューを受けています。

中学時代

背番号14

神村学園に入学して、ここでも別格の存在としてサッカーに打ち込みました。背番号は神村学園の中高ともエースナンバーである14を背負い、中学3年時には世代別代表として3回も海外遠征にいっています。

高校時代

攻守ともに高校一級品

いわずとしれた、歴代ではNo1のレジスタ。左足から繰り出される長短のパスや相手の隙を見つけて鋭く侵入してくるドリブル、さらには元々持っていた正確性に高2選手権以降に驚くほど向上した積極性が加わったミドルシュート。また、近年は守備における対人はもちろんパスコースを消して複数人を守るポジショニングも絶妙です。

昨年のFC東京松木選手に続く高卒即戦力として実力は十分にあります。

苦難の高校サッカー

そんな大迫選手も順風満帆な高校サッカー人生とはいっていない。

勝負弱い

鹿児島予選は、全タイトル取ってきて全国への経験も人一倍ある。毎度、優勝候補の一つとして挙げられるほど周囲の評価が高いが、なかなか勝てない。これまでベスト4も1度も無く、「勝負弱い」と言われてきた。

https://cave18.jp/fokamimura/

そして、3年のインターハイでは直前までコロナによる全体練習が出来なかったことも影響して、初戦で履正社(大阪)に0-2で完敗しました。

その後の取材では、

「こんな思いは絶対にしたくないです。もっと死にものぐるいになって、もっと勝ちに貪欲になって、最後絶対に勝ちます。こんな思いはしたくないです」涙を流しながら取材をうけた。

ただ、その後の遠征や合宿でもなかなかチームの一体感は生まれず、キャプテンとして相当な責任や苦悩を感じて過ごしてきたそうです。

代表落選

また、個人的にも悔しい思いをしてきました。

中学校から、ずっと常連で入ってきた世代別代表に高2で外れました。さらにそれ以降の世代別代表には、これまで大迫選手に追い付け追い越せと努力を続けてきた福田選手が呼ばれ続けていました。周囲が大迫選手に気を使う中、父親は「とうとう師王(福田)に抜かれたな」とはっきりと福田選手に伝えたそうです。それが福田選手の目を覚まさせ、1個前でのポジションでプレーすることやシュートへの高い意識につながり復活を果たしました。

福田の存在

そういった中でも、大迫選手は「師王(福田)の存在は常に刺激になり続けてくれた。そういった選手が近くにいることに感謝したい」という言葉を話しています。

順調ではなく宇陽曲折あり、みんなで本音を言い合い一つになっていったこのチームで強く全国優勝を目指しています。

意外な一面

ピッチ内では、自然に仲間をまとめる存在だが、ピッチ外では陽気な人

後輩が好き

すぐにモノを無くす

いじられキャラになるときもある

まとめ

本当に別格な経歴と能力を持っている2人ですね。どちらかというと、大迫選手はエリートでまとめ役、福田選手は雑草でおちゃらけ役のようです。

家族並み・・・

しかし、お互いのコメントの節々に出てくるのは、互いへの感謝の言葉が多いです。大迫選手は「本当に何度も同じ場所や時間を過ごしてきた仲間」といっている。もちろん、何度も代表も一緒に選出されているので、共有する時間も長いでしょうね。それは、お互い信頼を口にするし、家族並みの仲の良さなのでしょうね。

最後に、青森山田戦の2人の凄いプレーを紹介して終わります。

8:07~ 福田選手の競り合い

神村学園のGKやDFからのロングボールによる、福田師王vs青森山田のエアバトルが何度もあった。後ろから飛んでくるヘディングとしては不利な条件だが、ほとんどの競り合いで互角か競り勝っていた。このシーンでは無いが、神村学園の1点目は福田選手の競り合いから得点へ繋がっています。

6:45~ 自陣深くの大迫選手のボールキープからのパス

単純に普通はスローインに逃げているシチュエーションです。取られたら、失点のリスクも大きいですし、味方にもベンチにも怒られます。このプレーを選択したということは、自分のプレーに自信がある、選手の選択を尊重するチームの土壌があるということがうかがえます。このプレーも得点へ繋がりました。