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福田師王と大迫塁率いる神村学園の国立までの軌跡!2023高校サッカー選手権

福田師王と大迫塁率いる神村学園の国立までの軌跡!2023高校サッカー選手権
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全国高校サッカー選手権は101回目の大会となりました。

今大会は、次の100回へ向けてた最初の大会ということもあり、

テーマに「1∞(ネクスト100)」を掲げた未来へ向かった重要な大会となっています。

ここでは、様々な切り口で捉えて記念すべき今大会について書いていきたいと思います。

大会もベスト4まで出揃い、どの学校も力のある選手を揃える実力校ばかり。

その中でも、ダントツの存在感を放つ個がいる学校があります。

神村学園です。それも1人ではなく、2人いるという。

注目の選手!福田師王と大迫塁

ボルシアMG内定 背番号13福田師王選手

 

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セレッソ大阪内定 背番号14大迫塁選手(主将)

 

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ふたりとも高校生とは思いないフォロワーの人数ですね。

今回は、抜群の注目を誇る2名がいる神村学園に注目していきます。

神村学園とは?

神村学園は、初等部・中等部・高等部がある、鹿児島県いちき串木野市別府に本校がある

私立学校で、学校法人神村学園が運営しています。

男子サッカー部以外では、女子サッカー部や野球部も強豪校です。

男子サッカー部では、川崎フロンターレの橘田健人選手(2017年)が有名ですね。

他にも

五領淳樹(2008年)、永畑祐樹(2008年)、黄順旻(2008年)

泊省吾(2008年)、大山直哉(2010年)、吉満大介(2012年)

髙橋大悟(2018年)、佐藤璃樹(2022年)

など多くの選手を輩出しています。

男子は、サッカーや野球のスポーツ一流性とが多く、体育の競技レベルがとてつもなく高いそうです。

本当は強くなんかなかったチームで優勝を目指す

戻ってきた国立

神村学園は毎年強豪や優勝の可能性があると言われながら、なかなか勝てない時期を過ごしてきました。

全国優勝経験はなく、最高順位は初出場をした16年前の2006年度大会のベスト4です。

世間では勝負弱いなどと言われることも多くありましたが、優勝経験校を2つ退け国立への切符を手に入れ、過去最高順位と並びました。

最後は優勝し、勝負弱さに終止符を打ちたいですね。

悔しさを味わい、もがいたインターハイ

今年のチームは、「福田師王と大迫塁がいる」「これまでの神村とは違う」「期待感が高い」などと言われてきましたが、

実は大迫主将は全国優勝出来る気は全くしてなかったそうです。

ただ、周囲はメディアを中心に期待値が上がっていくことに何かもどかしさを感じながら過ごしていました。

インターハイ鹿児島県予選は、決勝の鹿児島城西戦は2-1と緊迫したゲームだったが、

予選通じて19得点2失点と圧倒的な力で全国大会に駒を進めた。

そんな中で迎えたインターハイの初戦は川崎フロンターレ内定の名願斗哉選手率いる大阪の強豪校履正社。

しかし、最大限の準備をして大会に臨まなければいけないビッグトーナメントですが、

大会前にコロナ関係でほぼ練習が出来ずぶっつけ本番状態になってしまいました。

福田選手のいつかのコメントにもありましたが、

「感覚と走力の部分が全く戻ってこなくて」

0-2のスコア以上の完敗を喫して、

優勝候補にあげられていた大会はあっさり幕を閉じました。

最悪のチーム状況から這い上がる

インターハイ前からサッカーやサッカー以外に対する不平不満があり、

チーム内で上手く消化出来なかった現状だったが、この負けでそれが相手に対して矛先が向かうようになっていったそうです。

本当は選手権に向けて切り替えなければいけない時期にチームが一つにならずバラバラの状況だったそうです。

夏のユースチャレンジカップやパワーワークカップでは、チームとしての結果こそよかったものの、

後になって、大迫選手はあの頃がチームとして一番しんどかったと言っています。

しかし、大迫選手がセレッソ大阪へ1週間ほど練習に行っている間、選手同士で本音でぶつかり合ったらしく、

そこからは右肩上がりでチーム状態が上がっていきました。

本音でお互いが意見を言い合うことで、組織が1つにまとまり、この頃からこのチームなら全国で優勝できると感じたそうです。

勝負強さを払拭した3つの戦い

選手権鹿児島県予選は、決勝の鹿児島実業戦は2-1と緊迫したゲームだったが予選を通じて、34得点1失点と圧倒しています。

vs山梨学院高校(山梨)

全国大会1回戦は、2年前優勝した山梨学院戦。先制点を取れたがエース福田のゴールで逆転したが、その後PKで追い付かれ、残り2分で勝ち越し点を奪って勝利する今大会ベストゲームの1つの白熱した試合を戦いました。

vs日大藤沢高校(神奈川)

2回戦は、神奈川県代表日大藤沢戦。相手には二刀流と言われている清水エスパルス内定の森重陽介選手がいます。コーナーキックから森重選手の得意のヘディングで先制点を奪われますが後半15分にクロスのこぼれ球のシュートにうまくゴール前で合わせて同点とします。PK戦では勝利しましたが、PK戦は観ている方もつらいですよね。今大会は、44試合中9試合の20%以上がPK戦となっています。ちなみにこちらの記事でPKについて触れているので是非一読お願いします。

【カタールワールドカップ決勝】優勝すらも決めたPKの歴史!カタールワールドカップが終わりました。 日本の大躍進、エムパべの得点王、そしてアルゼンチンの優勝。 そんな中で少なからず話題...

 

vs青森山田高校(青森)

準々決勝(3回戦)は、昨年の絶対王者青森山田戦。こちらも前半に先制点を奪われますが、後半に2点奪い返して逆転勝利。継続的に打ち出されるカウンターは青森山田に脅威を与え続けていました。また、2点目を決めた福田師王選手の嗅覚も流石ですが、青森山田相手に全く怯むことのないコンタクトプレーは、大器を感じさせるプレーでした。

ここまで、全て先制点を取られながら、優勝校2校を含む3戦を勝ってきた神村学園。

まずは勝負弱いなんて言葉は完全に払拭され、戦いの軌跡をみると逆に勝負強さが光りますよね。

2回戦終了後は、神村学園のバスがバックで等々力競技場のフェンスに突っ込む事故もありましたが、そんなことにも動じない選手達に成長しています。初優勝も射程距離です。

注目選手2人の決意。神村へ恩返しを!

誰が何と言っても、神村学園といったらこの2人に注目しないわけにはいかない。

セレッソ大阪内定、キャプテンの大迫塁選手。そして、高校発のブンデスリーガ行きを決めたボルシアMG内定の福田師王選手です。

福田選手と大迫選手の出会いは小学校4年生の県トレセンだった。

福田選手は大迫選手の第一印象をこのように話しています。

「声が高くてめちゃくちゃ上手かった。声が高いから最初は女の子だと思っていた。一人だけ左足の距離と精度が違った」

大迫選手は福田選手の第一印象をこのように話しています。

「今と変わらずおちゃらけていた。先頭に立ってやろうよっていう感じだった。今では、今まで自分が評価され続けているのは塁のお陰で神様のような存在です」

中等部から一緒の時間を過ごしてきた2人。

今では、完全に互いが互いを信頼し合ってサッカーをしています。

そして何より二人から共通して出てくる言葉は「全国優勝して神村に恩返しをしたい」と言うことです。

愛校心溢れる彼ら2人が大好きな神村学園を全国一の舞台へ連れて行ってくれることでしょう!

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