全国高校サッカー選手権は101回目の大会となりました。
今大会は、次の100回へ向けてた最初の大会ということもあり、
テーマに「1∞(ネクスト100)」を掲げた未来へ向かった重要な大会となっています。
ここでは、様々な切り口で捉えて記念すべき今大会について書いていきたいと思います。
全国大会以上に地区大会にはドラマをあると言われています。快勝するチーム、
大苦戦するチーム、また念願の勝利を手繰り寄せるチーム。
今回は、印象深い地区大会決勝に注目していきます。
2つの念願の初出場校!
日体大柏(千葉)と飯塚(福岡)やっと掴んだ念願の初出場です。
ご存知の通り市立船橋・流通経済大柏が千葉県では2強として、
過去20年間でこの2校が17回出場しています。
また残りの3回の出場も公立の雄である八千代となっています。
福岡に関しては、過去20年間で東福岡が13回と圧倒的の強さである。
残りの7回は3校が名乗りを上げている1最強3強時代でした。
いずれにしても、近年では千葉と福岡は全国で勝つよりも難しい地域に近いものがあります。
ユースとの融合!日体大柏高校
日体大柏は2015年に学校と柏レイソルが相互支援契約を締結し、柏アカデミーの指導者派遣や、授業でアカデミーコーチからの指導、また日体大柏の有力選手の柏ユースへの練習参加など、柏ユースの哲学やそれを実現するレイソルメソッドを取り入れ学び徐々に強化を図っていきました。2019年はインターハイ千葉予選を制して、選手権も手中におさめかけたが一気に念願の選手権出場とまではいきませんでした。それから3年後、ボールを持つ自分達のサッカーを追い求めて2強をおさえて念願の選手権へ向かいます。
1点目は、相手を観ながらボールを運び、三人目が味方を追い越し続けサイドを攻略し、
相手が処理しずらいクロスを供給し勝負あり(7:25)
2点目は、組織的な守備から丁寧にボールを味方に渡すカウンターを発動。
ボールや人を追い越し、ゴール前に侵入してからも焦らず相手を観て外したゴール。(9:01~)
全体の印象としては、日体大柏の試合であり確固たる実力を持っているチーム。
3回戦の飯塚との初出場、そして国立(ベスト4)までの可能性は大いにある!
【市立船橋】VS 【日体大柏】【第101回全国高校サッカー選手権大会 千葉県大会】 決勝
全国制覇を目指せ。小嶺監督の言葉を胸に、飯塚高校の挑戦
2015年に大阪から休部状態から復活したばかりの飯塚高校に中辻監督がやってきた。
本人曰く、監督就任から特に苦労はなかったと語っています。
学校や地域に支えられて楽しく出来たと。色々な人の支えがあったから、大変なことも充実した楽しい作業に思えたのでしょうね。
この期間、悔しい思いを何度もしたり、ベスト8、ベスト4、
決勝で1回ずつ負けてチームも合宿では4部連などハードなトレーニングを乗り切って、
仲間と一体感を積み重ねてきた。東福岡戦で決勝点をあげた、池田悠夢選手は
「決まってすごく嬉しくて。みんなと一緒に戦ってきたから、気づいたらスタンドの方に向かって走ってました」と振り返っていた。
選手もベンチもスタンドも、そんな一体感は、動画でも伝わってきますね。
何度も跳ね返された地区予選だが、どのステージも2度目のチャレンジで乗り越えてきた。
この決勝も2度目のチャレンジ、今日こそはと思い当日の朝に『今日がその日だ』という意味の『TODAY IS THE DAY』をみんなで着て、戦いに臨んだそうです。
決勝点は、相手のビルドアップを思い切りの良いインターセプトで遮断し、サイドバックの裏で受けた池田悠夢選手が得意の鋭い切り替えしで中に侵入し、思いっきり振り抜いた右足一閃でゴラッソ!試合全体を観ても、球際で切り替え、運動量で東福岡を圧倒した試合だった。(5:55~)
初出場のインターハイで、故小嶺忠敏さんから「全国制覇を目指せ」と言葉をもらった。初出場ながら貪欲に優勝を目指す飯塚に注目だ!
注目のトーナメント表はこちら
第101回全国高校サッカー選手権大会 トーナメント表 JFAサイトより
本大会の都道府県大会決勝
下記に都道府県決勝の対戦相手・スコア・出場国記録を記載する。
【第101回全国高校サッカー選手権】地方大会決勝全154ゴール集 概要- YouTube
【北海道】北海(2対1)札幌光星【北海(2大会連続12回目)】
【青森県】青森山田(2対1)野辺地西【青森山田(26大会連続28回目)】
【岩手県】森岡商(2対1)花巻東【森岡商(11大会ぶり17回目)】
【宮城県】聖和学園(pk⑥0対0pk⑤)東北学院【聖和学園(6大会ぶり5回目)】
【秋田県】明桜(2対1)秋田商【明桜(2大会ぶり5回目)】
【山形県】羽黒(pk④2対2pk③)山形中央【羽黒(2大会連続9回目)】
【福島県】尚志(4対1)学法石川【尚志(2大会連続13回目)】
【茨城県】鹿島学園(1対0)水戸啓明【鹿島学園(3年連続11回目)】
【栃木県】佐野日大(2対1)宇都宮短大附【佐野日大(6大会ぶり9回目)】
【群馬県】前橋育英(6対0)共愛学園【前橋育英(2大会連続25回目)】
【埼玉県】昌平(1対0)東京成徳大深谷【昌平(2年ぶり5回目)】
【千葉県】日体大柏(2対0)市立船橋【日体大柏(初出場)】
【東京都A】國學院久我山(3対1)実践学園【國學院久我山(3大会ぶり9回目)】
【東京都B】成立学園(2対1)国士舘【成立学園(17年ぶり3回目)】
【神奈川県】日大藤沢(3対1)湘南工大附【日大藤沢(3年ぶり6回目)】
【新潟県】日本文理(3対1)新潟明訓【日本文理(5年ぶり2回目)】
【富山県】富山第一(3対0)高岡第一【富山第一(8大会連続33回目)】
【石川県】星稜(4対1)鵬学園【星稜(3大会連続31回目)】
【福井県】丸岡(3対2)啓新【(5大会連続33回目)】
【山梨県】山梨学院(2対1)帝京第三【山梨学院(3大会連続9回目)】
【長野県】松本国際(3対0)松商学園【松本国際(2大会ぶり5回目)】
【岐阜県】帝京大可児(2対1)各務原【帝京大可児(4大会連続9回目)】
【静岡県】浜松開誠館(2対0)藤枝東【浜松開誠館(4大会ぶり2回目)】
【愛知県】東邦(pk⑤1対1pk④)東海学園【東邦(4大会ぶり7回目)】
【三重県】津工(2対0)宇治山田商【津工(15大会ぶり3回目)】
【滋賀県】近江(4対1)草津東【近江(2大会ぶり2回目)】
【京都府】東山(3対0)京都橘【東山(2大会連続5回目)】
【大阪府】履正社(2対1)興國【履正社(2大会ぶり4回目)】
【兵庫県】芦屋学園(3対2)報徳学園【芦屋学園(初出場)】
【奈良県】奈良育英(3対0)山辺【奈良育英(2年連続15回目)】
【和歌山県】近大和歌山(2対1)初芝橋本【近大和歌山(2年連続9回目)】
【鳥取県】米子北(2対1)鳥取城北【米子北(13大会連続18回目)】
【島根県】立正大淞南(3対0)大社【立正大淞南(3大会ぶり19回目)】
【岡山県】岡山学芸館(2対0)玉野光南【岡山学芸館(2大会連続5回目)】
【広島県】広島皆実(pk②1対1pk①)広島国際学院【広島皆実(2年ぶり17回目)】
【山口県】高川学園(1対0)西京【高川学園(4年連続28回目)】
【徳島県】徳島市立(6対0)徳島商業【徳島市立(2大会ぶり19回目)】
【香川県】四国学院香川西(3対1)高松東【四国学院香川西(4大会ぶり12回目)】
【愛媛県】帝京第五(1対0)今治東【帝京第五(初出場)】
【高知県】高知(2対0)高知西【高知(2大会連続18回目)】
【福岡県】飯塚(1対0)東福岡【飯塚(初出場)】
【佐賀県】龍谷(1対0)佐賀商【龍谷(3年ぶり3回目)】
【長崎県】国見(2対1)創成館【国見(12年ぶり24回目)】
【熊本県】大津(4対0)ルーテル学院【大津(2大会連続19回目)】
【大分県】大分(3対0)大分南【大分(3大会ぶり12回目)】
【宮崎県】日章学園(12対0)都城農【日章学園(3大会ぶり16回目)】
【鹿児島県】神村学園(2対1)鹿児島実【神村学園(6大会連続10回目)】
【沖縄県】西原(pk⑥2対2pk⑤)那覇西【西原(2大会連続5回目)】